クレヨンやいわゆる「クレパス」と呼ばれるパス、水彩、鉛筆といった画材は、一度は手にしたことがある身近な画材ではないでしょうか。風景画家・江上茂雄(1912-2014)は、大牟田・荒尾という自身の身の回りの風景をそれらの画材を用いて描きました。特にクレヨン・パスは、江上の画業を語るうえで欠かすことができない大切な画材です。ひとたび江上の作品を目にするとその身近な画材に対するイメージは覆されることでしょう。
身近な風景に源泉を見出し、傍らにある画材で描き続けた江上の「壮大な」世界観をぜひ会場でご覧ください。