浜田市世界こども美術館では、木のおもちゃデザイナー・樋口一成氏がデザインした、動きや音を楽しむことのできる木のおもちゃ70点と、道具の形をしたベンチ7点を紹介する展覧会『動きや音を楽しむ 樋口一成 木のおもちゃ展』を開催します。
樋口氏の作品は、重力によってモノが転がったり落ちたりする“動きや音”を楽しむことのできる作品です。球や立方体の木がユニークな動きでコロコロと速く転がり下りたり、ゆらりゆらりとゆっくり転がり下りたりしながら、「カッタン、コットン」と心地よい音を奏でてくれます。本展で紹介するすべての作品は、スギやヒノキで制作されており、優しい木の香りと手触りのよさを感じることができます。
木のおもちゃは、感覚的に心地がよく、好奇心や興味を妨げずに長時間あそぶことができるということが特徴です。作品を見て、触れて、遊びを体験することで子どもたちの感情や情緒を育み、創造的で豊かな心と感性を養うことにつながることでしょう。
また、木や森、山などの自然そのものや自然の恵みに目を向けるきっかけにもなり、自然を大切に思う心を養うことにもつながっていくことでしょう。