アーティストはどうやって作品を作り出していくのだろう?
どんな人が作っているのだろう?
作っている時何を考えているのだろう?
完成した作品を美術館で鑑賞するだけではわからないアートが生まれる瞬間を体験できたり、時には参加することができるのがアーティスト・イン・ミュージアム(AiM)。
今回は美術館を飛び出して、新しい出会いの中で制作を行います。
岐阜県美術館長 日比野克彦
わたしはこれまで、人の記憶や身体、空間との関わりについて、フレスコを用いて可能性を探ってきました。ルネサンス期に盛んに描かれたフレスコは、漆喰が乾かない7時間ほどの間に顔料で描く技法です。
岐阜は、漆喰の材料である石灰と砂、そして水の名産地です。北方町での滞在制作では、太古からの贈り物であるそれらの材料を使って、フレスコ壁画の新たな表現に挑戦したいと思います。 松本和子
この冬、アーティストの松本和子さんが、生涯学習センターきらりで作品の滞在制作を行います。きらりの独創的な空間の中で、北方町の皆様と関わりながら作品をつくりあげていきます。
制作期間中、松本さんの制作の様子をご覧いただいたり、制作に加わっていただくイベントも予定しています。参加をお待ちしています。
北方町生涯学習センターきらり 所長 有里弘幸