宮城県芸術協会とカメイ美術館は、2010年より「草創期の10人」、「光芒の昭和」、「継承する力」、「自律の様相」、「個の展開」と題して5回にわたり共同で展覧会を開催してまいりました。
また、2015年より「選ばれし作品の軌跡」として、平成元年から平成26年までの宮城県芸術祭賞受賞作品展を2回にわたり実施したところであります。
2017年からは3期に分け、現運営委員等の作品を『現在と過去』と題し、近作1点、過去の作品1点を展示しております。
2つの作品を比較することで、一人一人の作家の変遷を感じ取っていただけるものと思われます。
本展Ⅲ期では、昭和28年以降に生まれた21名と今年度新運営委員になった8名、合計29名の作家の作品をご覧いただきたいと思います。現在、芸術協会絵画部運営委員の若手として、精力的に活動し、絵画部の進展のために力を注いでいる方々です。
この作家一人一人が、それぞれの時代にどのように対向し、そして今に至っているのか、作家の現在から過去の活動を想像していただけるものと考え企画・構成いたしました。
どうぞ高覧賜りますようお願い申し上げます。
公益社団法人宮城県芸術協会
カメイ美術館