日本人は古くから少年の美しさを尊び、様々な形で表現してきました。その美のありようは、時代の流れとともに変化しました。
本展示は、昭和期の少年・少女雑誌に登場する美少年を、出版物の挿絵やその原画で紹介します。
イラストレーターとしては、高畠華宵・山口将吉郎(昭和初年代)・伊藤彦造(昭和初年代~40年代)・山川惣治・石原豪人(20~50年代)を中心に展示いたします。
また、日本における美少年絵画の歴史を概観するコーナーを設け、平安時代の源氏物語絵巻から現代のまんがまで、その変遷を追い、時代ごとの美少年の容貌を比較します。