大阪府立狭山池博物館では、狭山池の修復にゆかりの深い奈良時代の僧・行基にちなんで、今秋、特別展「行基の構築と救済」を開催します。それに先立ち、狭山池や行基への理解を深めるため、小学生を対象に「人名を刻んだ瓦」をつくる体験学習を実施いたします。
行基は狭山池の修復や、東大寺の大仏建立に活躍したことで知られています。その他、民衆を救済するために寺院をはじめ多くの施設の建設を行い、その事業には多数の人々が協力しました。大野寺(堺市)の土塔(どとう)も行基が建てた施設の一つで、土製の仏塔に瓦をふいたもので、当時の僧侶や有力者、一般民衆など事業に寄進したであろう人の名前が刻まれた瓦が多数含まれていました。
今回の体験学習は、大野寺の人名瓦にちなんで実施するものです。