1980年代に世界のアート・シーンを席巻し、今なお若いクリエーターたちを熱くさせる「ニュー・ペインティング」の作家たちの作品を当館コレクションよりご紹介します。1980年代初頭、世界同時多発的に発生したアート・ムーブメントであるニュー・ペインティングは新表現主義とも呼ばれ、70年代に主流だったミニマル・アートやコンセプチュアル・アートに反発して具象絵画を中心に寓意を多用しながら暴力、死、性、夢、歴史、神話などのイメージを描き出しました。
本展では、巨大なサイズゆえまとめて展示する機会の少ないニュー・ペインティング作家たちの作品約20点をご紹介します。世界的にも評価が高く、人気のあるバスキアやキーファー、バゼリッツ、クレメンテ、リヒターなどによる刺激的な大作をたっぷりとお楽しみください。