市民のみなさんから寄贈された道具を展示します。昔の道具から、人々の知恵や生活の苦労などを知ります。
今回は、かつての暮らしの中で日の恵みを大切にして生活していたことを伝える道具や写真を紹介します。干し柿や干し大根は、日に当てて食物の水分をとって乾かし、長く保存できるように考え出された知恵です。「洗濯日和」とは洗濯ものがよく乾く晴れた日のことを指す言葉で、そんな日を選び、洗濯をしました。また冬の「ひよも(日の当たるところ)」は、繕いものやワラ細工など絶好の作業場となりました。
そのほか、暮らしの道具が電化製品へ移り変わる様子を、資料を通して紹介します。
さまざまな分野に及ぶこれらの民俗資料は、遠くて近い記憶の中にある人々の暮らしを伝えるかけがえのない品々です。展示数約20点。