しもだて美術館は《岩合光昭写真展 ほっこり ネコ―「やきものの里のネコ」より―》を開催します。地球上のあらゆる地域をフィールドに野生動物や大自然を撮影し続ける岩合氏。一方で、身近な動物であるネコの撮影をライフワークとし、日本全国はもとより世界各地のネコの取材を続けています。その活動は、2012年から始まったNHKBSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」の放送によって幅広く知られるようになり、今やネコといえば岩合光昭といわれるほどの人気を博しています。「ネコが幸せになればヒトが幸せになり、地球が幸せになる」と語る岩合氏の作品には、ネコと平和を愛してやまない写真家の優しさが満ちあふれています。
今展では、「やきものの里のネコ」を中心に、陶芸の町として知られる茨城県笠間市など日本各地に暮らすネコたちのすがた等、約180点を展示します。ゆったりとした時間が流れるなつかしい日本の情景のなかで、ヒトと寄り添いながらおだやかに暮らすネコたちのすがたに、ほっこりとした温かい気持ちになっていただきたいと思います。