日本画院は1938年(昭和13年)に創立され、以来80年、日本画の公募団体として今日まで活動を続けて
まいりました。
私たちは創立時の自由で清新な気風を継承し、現代感覚にあふれた新しい日本画の創造を目指すと
同時に、国際的な視野を持った人材を育成することにも取り組んでまいりました。
その一つが、ロサンゼルス在住の棚野泰全氏(日本画院顧問)の協力により創設された、同地での研修を
副賞としたロバート・クラウダー賞です。第73回展以来、すでに6名の受賞者が、様々な美術や文化に
ふれることにより、日本画への創作意欲を高めてきております。
これらの取り組みにより、新しい視点や価値観による日本画の創造に繋がり、次の世代への架け橋と
なっていくことが、私たちの願いです。
私たちは引き続き、明日へのエネルギーに満ちた創作活動を続けていきたいと考えております。
なにとぞご高覧ご批評を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。