- タイトル等
長谷川利行展
「生きることは絵を描くことに価するか。」(『火岸』1923年11月)
- 会場
- 足利市立美術館
- 会期
- 2018-11-13~2018-12-24
- 休催日
- 月曜日(ただし12月24日は開館)
- 開催時間
- 午前10時~午後6時
(入館は午後5時30分まで)
- 観覧料
- 一般700(560)円 高校・大学生500(400)円 中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
*「足利学校さままつり」開催期間(11月23日[金・祝]~25日[日]の3日間)は観覧無料となります。
*各種障がい者手帳をご提示の方とその付添者1名は無料となります。
*「あしかがいきいきパスポート」をお持ちの方、および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料です(住所・年齢を証明できるものをご提示ください)。
*第3日曜日「家庭の日」(11月18日、12月16日)は、中学生以下のお子さまを同伴のご家族は無料となります。
- 主催者
- 足利市立美術館
- 協賛・協力等
- 企画協力:一般社団法人INDEPENDENT
協力:長谷川利行の会、公益財団法人 足利市みどりと文化・スポーツ財団、東武鉄道(株)
- 概要
「生きることは絵を描くことに価するか」
これは長谷川利行(1891-1940)の言葉です。逆説のように聞こえますが、彼にとって生きる実感を得られるのは描いている時だったのではないでしょうか。生きているから描けたのではなく、描いていたから生きていけたと思えてなりません。彼は生活のほとんどを捨て去っています。居所を定めず、職もなく、家庭を持たず、最後は行倒れとして養育院に収容され、誰にも看取られずに死去しました。しかし、どんなに生活がすさもうとも、あるいはすさむほどに、のびやかで、美しい、自由な絵が生まれ、私たちの許に遺されました。
利行は京都に生まれ、20代まで文学に傾倒し、短歌を詠む傍ら水彩画を描いていました。30歳頃上京し、やがて本格的に絵を志します。36歳で二科展樗牛(ちょぎゅう)賞を受賞、一躍画壇の中央に躍り出ます。利行が画壇で活躍したのは、この頃から49歳で命果てるまでの15年間という僅かな年月でした。これは、関東大震災後の復興期から太平洋戦争直前までの期間に重なります。浅草や山谷、新宿の簡易宿泊所を転々と放浪し、いわば街そのものがアトリエでした。鮮やかな色彩、奔放な筆触でバーやカフェの賑わい、そこで働く女給や人々を生き生きと描きました。
本展では、近年再発見された《カフェ・パウリスタ》《水泳場》、約40年ぶりの公開となる《夏の遊園地》、そして新発見の大作《白い背景の人物》など、話題作を含む約140点で長谷川利行の画業の全貌を紹介します。凄まじくも美しい輝きに満ちた利行の作品をお楽しみください。
- イベント情報
- 関連講演会1
「利行が歩いた東京、帝都復興の時代」
小林真結(府中市美術館学芸員)
日時=11月24日[土]午後2時より
関連講演会2
「生きることは絵を描くことに価するか」
原田 光(本展監修者、美術史家)
日時=12月8日[土]午後2時より
会場=いずれも足利市立美術館多目的ホール
定員=60名
*参加無料です。参加ご希望の方は電話(0284-43-3131)でお申込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。
*展覧会観覧の場合は観覧券(高校生以上)が必要となります。
学芸員によるギャラリートーク
日時=11月18日[日]、12月22日[土]午後2時より
*参加ご希望の方は当日午後2時に美術館入口受付までお集まりください。
*参加は無料ですが、観覧券(高校生以上)が必要です。
学芸員による対話型鑑賞会
日時=12月16日[日]午後2時より
対象=小学生~一般
定員=15名
*参加ご希望の方は電話(0284-43-3131)でお申込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。
*参加は無料ですが、観覧券(高校生以上)が必要です。
- ホームページ
- http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/2018Rikou.html