瀧﨑華峰は、明治30(1897)年に現在の新見市大佐に生まれました。大正4(1915)年、18歳の時に画家を志し名古屋に出て、南画や風俗画を学びました。その後、京都へ移り四条派の橋本菱華に師事し研鑽を積みます。大正末期、西日本各地を遊学、一時松江市や真庭市勝山を拠点に活動します。昭和13(1938)年には活動拠点を新見に移し、昭和54(1979)年3月に没するまで創作を続けました。また晩年は、後進の育成にも情熱を注ぎ、新見市文化協会の設立や新見市文化展などの開催をはじめ、新見市や周辺地域を中心に岡山県北の文化向上にも尽力しました。
本展では、生誕120年、没後40年を記念し、初期から晩年までの代表作、未公開作品を中心に約50点を展示し、郷土の人々や自然を愛し、描き続けた瀧﨑華峰の絵画の神髄に迫ります。