今年は当館と中国河北博物院が友好交流館の協定を締結してから20周年を迎えます。この間、両館は隔年で職員を相互に派遣し、フォーラムやワークショップを行うなど友好交流を重ねてきました。
今回、交流20周年を記念して、平成30年度から2か年にわたって相互に展覧会を開催します。平成30年度は当館で河北博物院が所蔵する河北省の伝統工芸品を展示します。主な内容は、衡水市武強県で制作された中国の正月にあたる春節(しゅんせつ)に家の門扉や窓に貼る縁起物の刷物「武強年画(ぶきょうねんが)」、張家口市蔚県で制作された吉祥図や京劇をモチーフとする切紙細工「蔚県剪紙(いけんきりがみ)」、唐山市で制作されたロバ皮の人形を使った伝統的な影絵芝居「唐山皮影芝居(とうざんかわかげしばい)」です。見応えのある作品が展示されますので、ぜひご覧ください。