恒例の琵琶、雅楽、筝曲、ピアノとサックスに加え、今年は創設者・原三溪生誕150周年にちなみ、三溪作詞による曲「復興小唄 濱自慢」※に横浜で発祥した日本舞踊の流派・七々扇(ななおうぎ)流の振り付けによる舞踊を上演します。
中秋の名月が照らすもと、情緒豊かなひとときをお過ごしください。
※「復興小唄 濱自慢」は、関東大震災後に横浜の復興を祈り三溪自らが作詞し巷間に広めた曲で、作曲は七々扇流三代目家元の小橘(こきつ)が担当した。曲調が長らく不明だったが、平成21年、22年に2種のレコードが相次いで発見され明らかとなった。また、七々扇流は開港のころに横浜で誕生した日本舞踊の一派で、その名は勝海舟の命名といわれる。三代目の小橘は、横浜市歌の振付を行ったことでも名を残す。
■上演スケジュール 会場(舞台):重要文化財 臨春閣
9月21日(金)18:15-/18:55-/19:35- ※各回30分
サックスとピアノで奏でる日本の唄
出演:シャンティドラゴン/金剛督・林あけみ
曲目:アイデア、うさぎ、雨降りお月、ムーンリバー、かぐや姫の物語、ホールニューワールド、ドラえもん、海の見える街、愛燦燦ほか
9月22日(土)18:15-20:15
雅楽
出演:横浜雅楽会
演目:祭礼舞 豊栄舞(とよさかまい)、催馬楽 安名尊(あなとう)、舞楽 登天楽(とうてんらく)、黄鐘調管絃 越天楽(えてんらく)・千秋楽(せんしゅうらく)、舞楽 抜頭(ばとう)・納曽利(なそり)
9月23日(日・祝)18:15-20:15
筝曲
出演:アトリエ筝こだま
曲目:濱自慢、十和田の秋、天空の扉、人形風土記ほか
9月24日(月・振)18:15-20:15
日本舞踊
出演:七々扇流
演目:濱自慢、扇の的、団子売り、俄獅子、玉兎、菖蒲浴衣、お吉しぐれ、蝙蝠、関の小万、胡蝶の舞、秋の色種、満月、白扇、黒髪、舞扇
9月25日(火)18:15-20:15
琵琶
出演:薩摩琵琶錦心流中谷派襄水会
曲目:道成寺、坂崎出羽守、三方ヶ原、桶狭間、西郷隆盛、文覚発心、沁臆ほか
協力(音響)太陽倶楽部レコーディングス
※鑑賞は臨春閣前の芝生になります。(イスの設置はありません。)
※内苑エリアでの飲食はできません。
※上演時間は変更となる場合があります。
※荒天等により上演を中止することがあります。
※夜間は立ち入りを制限する場所があります。
※写真撮影の三脚使用は、内苑ではご遠慮ください。
※三溪記念館(展示室 ~21:00、ミュージアムショップ ~20:30、望塔亭 ~20:15)