小杉小次郎(1944年生まれ)は、洋画家・中川一政に師事し、長きにわたるフランスでの制作を経て、現代洋画界の第一線で活躍する画家です。静物や風景を主なモチーフにした、深みのある色彩による詩情豊かな作品は、多くのファンを魅了しています。油彩にとどまらず、岩彩の使用やガラス絵、オブジェ、陶芸作品など、多様な表現方法を試み、制作の幅を広げています。
本展では、最新作を中心とした油彩画43点をはじめ、「裸の王様」をテーマにした物語絵、「銀座百点」の表紙原画など、多岐にわたる作品世界を展観します。[この国(日本)こそ私の故郷と認識した」と語る作家が描く、日本やフランスの風景、情感あふれる窓辺の佇まい。その穏やかな絵画世界をお楽しみください。