Cosmic evocations in time space parenthesis
ともに人間の想像力をかき立てるものでありながら、それぞれ目指すところを異にするとされるアートと科学。本展は、両者の間での対話を試み、現代人にとっての宇宙空間(outer space)について思考を深めながら、アート表現の新たな可能性を探るものである。展覧会タイトルは、星を眺める行為を語るイソップ物語からの引用。星に魅入られて井戸に落ちた占星術師のアナロジーを引き受けつつ、さまざまなメディアによって疑似的な宇宙体験が身近になったいま、逆にそのことでおおい隠されているものはなにかを問う展示となる。
Curated by Julia Waugh