わたしたちの生活と布は切り離せない存在です。誰もが毎日布に触れ、布と共に生活しています。身につける衣服やバッグ、空間を仕切るカーテン、床に敷く絨毯など、布はさまざまに活用されています。そんな身近な存在である布には、地域や時代の文化・技術・流行が反映されてきました。
本学の工芸学科は1970年の開設とともにテキスタイルと染織の専攻が独立したコースとなり、伝統的技法から新しい技術まで多様な表現を追求しています。本展では、そんな工芸学科のテキスタイル・染織を牽引してきた教員たちの作品を中心に約30点を紹介します。