シュルレアリスム、抽象表現主義からポップ・アートまで、20世紀美術の流れは、欧米発の前衛的な試みに彩られ、全世界に強烈なインパクトを与えながら展開してきました。その一連の流れは、モダンアートとも呼ばれています。
本展では、16,000点に及ぶ福岡市美術館のコレクションのなかから、このモダンアートの名品67点を厳選し、その歴史を改めてたどろうとするものです。ミロ、ダリ、ウォーホル、草間彌生など20世紀美術を語るうえで欠かせない重要作家の作品から、三岸好太郎、海老原喜之助といった日本を代表する近代絵画、また近年、欧米からも注目されている日本の前衛まで、1930年代~2000年代初頭の美術の流れを、国内屈指の名品を通してご紹介します。