近年、環境問題への取り組みや、癒しやくつろぎを求めてのスローライフ志向などから自然への関心が高まりをみせおり、ハイキング、登山、植物観察会、バードウォッチングなどを通じて自然に親しもうとする人の数は年々増えています。
本展はそういった時代の要求に応え、より深く自然を見つめる機会をつくろうと、県内在住のカメラマンで結成され、ネイチャーフォト(自然写真)を撮り続けているサークル「いわてネイチャーフォトクラブ」が、風景、植物、動物などをモチーフに撮影した写真およそ150点を紹介するものです。
春の遅い岩手では5月ごろから自然に親しむ機会が増えてきます。企画展をご覧になった後は、山野草の見ごろを迎えた美術館屋外を散策しながら自分の目で自然を発見する機会となれば幸いです。