- タイトル等
復興進む大東京の光と影、そこに暮らす無名の人々を、七色に輝く絵の具で描く。
- 会場
- 府中市美術館
- 会期
- 2018-05-19~2018-07-08
前期:5月19日(土)―6月10日(日) 後期:6月12日(火)―7月8日(日)
- 休催日
- 月曜日
- 開催時間
- 午前10時~午後5時
(入場は午後4時30分まで)
- 観覧料
- 一般900円(720円)/高校生・大学生450円(360円)/小学生・中学生200円(160円)
*( )内は20名以上の団体料金、前売り料金。前売り券は、5月18日まで府中市美術館、セブン-イレブン、ローソン、ミニストップなどで販売します。
*未就学児および障害者手帳をお持ちの方は無料。 *府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポートで無料。
- 主催者
- 府中市美術館
- 協賛・協力等
- 後援:朝日新聞社 協力:長谷川利行の会 企画協力:一般社団法人INDEPENDENT
- 概要
関東大震災から太平洋戦争の直前まで、昭和初期の東京を歩き回り、怒涛のように下記まくった画家がいました。近代化が進む荒川・隅田川沿い、千住のガスタンクやお化け煙突。隅田公園にできたばかりの屋外プール。あるいは浅草の神谷バー、カフェ、地下鉄の駅の賑わい。その街に暮らす、カフェの女給や浅草の芸人、質屋の子守といった無名の人々。復興進む大東京の光と影を、七色に輝く絵の具で描きとめました。
長谷川利行(はせがわとしゆき、1891-1910)、通称リコウ。京都に生まれ、20代は短歌の道を志し、30歳を過ぎてから上京。ほとんど独学と思われる油絵が二科展や1930年協会展で認められます。しかし生活の面では、生来の放浪癖からか、浅草や山谷、新宿の簡易宿泊所を転々とするようになり、最後は三河島の路上で倒れ、板橋の東京市養育院で誰の看取りも無く、19年の生涯を閉じます。
利行の絵はその壮絶な生き様からは想像できないほど、明るい輝きに満ちて、時に幸福感さえ感じさせます。奔放に走る線、踊るような絵の具のかたまりが、行く先々の現場で描いた利行の目と手の動きをそのまま伝えます。本展では、近年の再発見作《カフェ・パウリスタ》《水泳場》、約40年ぶりの公開となる《夏の遊園地》、そして新発見の大作《白い背景の人物》など、代表作を含む約140点で利行の芸術の全貌を紹介します。
- イベント情報
- 【20分スライドレクチャー】
5月20日(日)、6月2日(土)、10日(日)、16日(土)、24日(日)、30日(土)
午後2時 当館講座室 無料
【展覧会講座】
「利行が歩いた東京」小林真結(当館学芸員)6月17日(日)
「美術と生活」原田光(本展監修者、美術史家)7月7日(土)
いずれも午後2時 当館講座室 無料
- 展示替え情報
- *一部作品の展示替えを行います。
- ホームページ
- https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/hasekawatoshiyuki.html
- 展覧会問合せ先
- ハローダイヤル03(5777)8600