伝統を打破した印象派の誕生以降、次々と新しい動向が沸き起こり芸術活動の最前線となったパリ。その解放的な空気に憧れ、世界各地から各々の夢を胸に多くの画家志望者たちがパリに集いました。
日夜、制作に明け暮れ、カフェで芸術談義を交わし、仲間とパーティーを開いては酔い騒ぐ狂乱の中で、彼らは貧しさに屈することなく自らの芸術を追い求めました。そうして互いに影響し合いつつも、特定の流派や様式の枠に収まらない独自性を貫いた画家たちに、シャガールやモディリアーニ、キスリング、フジタらがいました。自由な創作活動を育むパリに魅せられ、この地で活動した彼らはエコール・ド・パリ(パリ派)と称されています。今展ではヴラマンク、ピカソなどパリで活躍した画家たちの作品をあわせ35点余りを出品致します。
それぞれの持ち味が十分に発揮されたコレクションの数々をお楽しみください。
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