- タイトル等
岡本神草の時代展
永久に完成せざる藝術は無限に進歩する。岡本神草「寸感」(大正11年5月20日)より
- 会場
- 千葉市美術館
- 会期
- 2018-05-30~2018-07-08
- 休催日
- 6月4日、18日(月)、7月2日(月)
- 開催時間
- 10時~18時
(金・土曜日は20時まで) ・入場受付は閉館の30分前まで
- 観覧料
- 一般 1,000(800)円 大学生 700(560)円
きもの割引 きものを着てご来館の方は観覧料2割引
●障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
●( )内は前売り、団体20名以上、市内在住65歳以上の方の料金
●前売券は千葉市美術館ミュージアムショップ(5月20日まで)、ローソンチケット(Lコード:34373)、セブンイレブン(セブンチケット)(5月29日まで、5月30日以降は当日券販売)及び、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(5月29日まで)にて販売
- 主催者
- 千葉市美術館/京都国立近代美術館
- 概要
岡本神草(本名・敏郎)は明治27(1894)年、神戸市に生まれました。彼は大正4年に京都市立美術工芸学校絵画科を卒業後、京都市立絵画専門学校に進学します。
最初は当時広く流行していた新南画風の作品を描いていましたが、大正5年頃から生涯のモティーフとなった舞妓を竹久夢二風に描くようになります。その世界は浮世絵の影響を受けてしだいに濃厚な官能性を帯びるようになり、大正7年の第1回国画創作協会展(国展)に入選した《口紅》によって一気に開花し、新興美人画作家として注目を集めました。
大正9年、第3回国展に出品した《拳を打てる三人の舞妓の習作》では官能性の先にある神秘的な存在感を追究し、将来を期待されるようになります。その後菊池契月に師事し、新たな展開を模索するなか、昭和8(1933)年に38歳の若さで急逝しました。
今回は《口紅》、《拳を打てる三人の舞妓の習作》等のこれまでに知られている作品をはじめ、寡作で知られる岡本神草の数少ない完成作を可能な限り集め、素描・下図・資料類約100点の他に甲斐庄楠音など共に競い合った仲間や師の契月などの作品も展示します。
本展覧会は昨秋京都国立近代美術館で開催され、大きな反響を呼びました。東日本で唯一本展を開催する千葉市美術館は、巡回の最終会場となります。
- イベント情報
- 講演会
「岡本神草の夢(ゆめ)と現(うつつ)」
講師:上薗四郎(笠岡市立竹喬美術館館長)
6月2日(土)14時より(13時30分開場予定)
11階講堂にて/聴講無料
先着150名(当日12時より11階にて整理券配布)
市民美術講座
「東京画壇と京都画壇」
講師:河合正朝(当館館長)
6月9日(土)14時より(13時30分開場予定)
11階講堂にて/聴講無料
先着150名 (当日12時より11階にて整理券配布)
「大正の青年たちが目指したもの-国画創作協会、草土社そしてMAVO-」
講師:藁科英也(当館上席学芸員)
6月23日(土)14時より(13時30分開場予定)
11階講堂にて/先着150名/聴講無料
ギャラリートーク
担当学芸員による :5月30日(水) 14時より
ボランティアスタッフによる:会期中毎週水曜日(5月30日を除く)14時より
●水曜日以外の14時にも開催することがあります。
●混雑時には中止する場合があります。
- 展示替え情報
- ●会期中、展示替を行います。
- ホームページ
- http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2018/0530/0530.html