イワタルリさんのガラス作品は、高度な技術と豊かな芸術性に富んでいます。鮮やかな色彩の効果を生かし、堂々と、かつ情緒的で、観る者を魅了します。
たっぷりと溶けたガラスが流れるようなフォルム。「熱」と「冷」 ・ 「硬」と「柔」ガラスならではの特性が、充分に生かされています。
イワタルリさんは、岩田藤七、久利、糸子さんに続く「岩田ガラス」芸術一家に生まれ、幼い頃より身近にガラスに触れながら育ちました。宙吹きを中心とする作品を制作する傍ら、鋳込みによる大きな造形作品も制作しています。2016年には、富山ガラス美術館で「イワタルリBODY×硝子」という展覧会も開催されました。
毎年開催して下さる、サボア・ヴィーブルでの個展では、オブジェ作品から器、コップ類など、、、。曖昧さのない力強いフォルムながら、温かみある作品が揃います。
イワタ ルリ