- タイトル等
開館45周年記念企画 没後50年
藤田嗣治 本のしごと
文字を装う画の世界
- 会場
- ベルナール・ビュフェ美術館
- 会期
- 2018-06-23~2018-10-30
前期/2018年6月23日(土)~8月21日(火)
後期/2018年8月23日(木)~10月30日(火)
- 休催日
- 水曜日(8月15日は開館)
- 開催時間
- 10:00~18:00
10:00-18:00(4-8月)
10:00-17:00(9,10月)
※入館は閉館の30分前まで
- 観覧料
- 大人1000円(900円) 高・大学生500円(400円) 中学生以下無料
※( )内は20名様以上の団体割引料金
- 主催者
- ベルナール・ビュフェ美術館
- 協賛・協力等
- 企画協力:株式会社キュレイターズ 後援:静岡県教育委員会、長泉町教育委員会、清水町教育委員会、裾野市教育委員会、沼津市教育委員会、三島市・三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送
- 概要
2018(平成30)年は藤田嗣治の没後50年にあたります。これを記念してベルナール・ビュフェ美術館では、藤田の画業の中でも挿絵を中心に紹介する展覧会を開催いたします。
1886(明治19)年東京に生まれた藤田嗣治は、東京美術学校(現在の東京藝術大学)の西洋画科で学んだ後、1913(大正2)年フランスに渡ります。1919年にサロン・ドートンヌに出品した6点すべてが入選。エコール・ド・パリの代表的な画家として活躍し、とりわけ1920年代初頭に発表した乳白色の肌をもった裸婦像は藤田独自の表現として当時のヨーロッパで高い評価を得ました。
フランスで画家としての地位を確立した藤田は、絵画だけでなく挿絵本の仕事にも積極的に取り組みました。19世紀後半から20世紀にかけて、希少性の高い挿絵本は愛書家たちの収集対象となっており、藤田がパリに渡った当時のヨーロッパは挿絵本の興隆の時代でした。1919年、藤田は初めての挿絵本『詩数篇』を手がけ、その後も50冊を超える挿絵本がフランスで出版されました。すでに挿絵を手がけていた他の画家たちをも凌駕するこの仕事量は、当時のフランスでの藤田の人気を反映したものであると同時に、藤田自身が挿絵本の世界に魅せられていたことを物語っています。
本展では戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、1950(昭和25)年フランスに移住した後の大型豪華本の挿絵などの「本のしごと」を中心に、絵画や版画といった「絵のしごと」、さらには藤田が友人に贈ったハガキや絵手紙、手作りのおもちゃ、陶芸作品なども同時に展示し、藤田の幅広い制作活動を紹介いたします。加えて、「猫の画家」とも呼ばれる藤田は、猫だけを描いた挿絵本も手掛けています。これにあわせ、本展では猫26匹を描いた当館所蔵の六曲一隻の屏風≪猫≫(1936年)も特別公開します。
- イベント情報
- 特別講演「藤田嗣治 本のしごと 没後50年を迎えて」
2018年7月8日(日)14:15~
講師:林洋子氏(美術史家)
場所:クレマチスの丘ホール 定員:200名 参加費:無料
要予約※お申込みは、美術館HP内ご予約フォーム、もしくはお電話(055-986-1300)で受け付けております。
学芸員によるギャラリー・ツアー
日時:開催期間中毎月第二・四日曜日 14:15~(30分程)
会場:ベルナール・ビュフェ美術館展示室 料金:当日の入館料のみ
- ホームページ
- https://www.clematis-no-oka.co.jp/buffet-museum/exhibitions/711/