美濃陶芸は、古くは桃山の華と称され、志野、織部は、侘び茶の誕生と共に隆盛を極めました。また、釉薬の展開と独自の表現により、日本陶磁史上稀にみる鮮やかな造形美を確立しました。
本展は、三部構成、約120点の作品により美濃陶芸の歴史と現在をご紹介します。
第一部は、桃山時代の志野、織部などの作品12点と近現代、人間国宝に認定を受けた荒川豊蔵、塚本快示、鈴木藏、加藤卓男、加藤孝造の5作家による5作品。第二部では、「国際陶磁器フェスティバル美濃'17」における受賞作・入選作からの約70点。そして第三部では、美濃陶芸の今後を担う約30作家による約30作品を展示します。
美濃陶芸の現代までのさまざまな様相をお楽しみください。