愛知県立芸術大学陶磁器専攻科は歴史と伝統に培われた一大陶産地を背景とし、人々の暮らしを見据えた陶磁の在り方を模索するため平成元年に設立され、暮らしの中の陶磁器など、建築陶磁など次世代を担う人材を育成しています。
その設立30周年を記念した本展では、教授、卒業生、修了生、現役の学生の中から現在活躍し、今後が期待できる作家を一堂に展覧します。
柏会は、日本の“やきもの”の伝統を現代に生かすことを考え日々研究をしています。特に日常の生活の中で使えるものを制作することにこだわり、《日常で使われ形を変えてきたものこそが陶磁器の伝統を作っている》という理念のもと日本の食文化を支えてきた器を発表してきました。
本展では、そうした研究に立脚した《自分らしい》挑戦から生まれた個性に注目し、それぞれの作家の作品の魅力に迫ります。
次世代を担う陶芸家たちの≪今≫をお楽しみください。