1927年、国立公園を整備しようとその候補地を絵画で紹介する「国立公園要が展覧会」の開催が企画され、当時を代表する洋画家の手による26点が完成しました。1932年に東京や大阪などで公開され好評を博し、1934年に日本において初めて国立公園が指定されました。国立公園が広がりを見せるとともに絵画も追加制作され、最終的には80点のコレクションとなりました。
本展では、日本近代洋画史を代表する巨匠たちの手による絵画を展示します。絵画を通じて、日本の自然の豊かさや多様性をご覧いただき、日本各地の国立公園めぐりを疑似体験いただけるでしょう。