「みのかもannual」は美濃加茂市民ミュージアムを取り囲む森を舞台に、作家たちが現地での実験的な制作展示を試みる3日間限りのアートイベントです。毎年、主に東海地方を活動拠点とする数十名のアーティストが集まり、白壁の展示室とは異なる野外空間へのアプローチを試みます。そして、それぞれが日常の制作とは違う視点を持ちながら、新しい表現に挑みます。
森は作品を受け容れてくれる懐の深さもありますが、逆に作品を飲み込んでしまう圧倒的な存在であることも事実です。そして一見ささやかに思えるような作品でも、その内には炎のような強靭な力を秘めていることでしょう。それらの作品の力で風景を変貌させることができるのか。焦げつ焦がれつ森の中、挑戦的な実験の数々を繰り広げます。