サンリツ服部美術館では、日本の色絵に焦点を当てたコレクション展を開催いたします。
色絵とは、素地に透明釉を掛けて高温で焼成した後、色絵具で文様を描き低温で焼き付ける上絵付の技法が用いられた陶磁器の総称です。赤絵や錦手と呼ばれることもあります。
日本では17世紀から18世紀にかけて、中国の影響を受けた伊万里や古九谷、日本人好みのモチーフを取入れた最高級品の鍋島といった華やかな磁器が次々と誕生しました。特に伊万里は国内だけでなく、ヨーロッパでも高い評価を受けています。また同時代、京都で伝統的なモチーフが絵付けされた優美な陶器が人気を博したことも見逃せません。
本展では、サンリツ服部美術館が所蔵する伊万里、古九谷、鍋島、京焼などを一堂に展示し、日本が生み出した色絵の魅力をご紹介いたします。