師として弟子として
會津八一(1881~1956)と吉野秀雄(1902~67)とは歌の師弟関係にありました。2016年、当館は吉野の支援者・故小竹久爾氏(元柏崎日報社長)遺族から吉野の歌書作品を多数贈られました。本展はそのお披露目を兼ね、吉野没後50年を記念して開くものです。
展覧会では、①友人~八一と吉野秀雄 ②小竹コレクション〈吉野秀雄の歌書〉 ③吉野秀雄選・八一の短歌と俳句の書 ④吉野秀雄が敬慕した斎藤茂吉の見た八一と吉野の歌―の4つのテーマで、會津八一の歌と吉野秀雄の歌を比較します。
八一は茂吉とも交流がありました。昭和20年4月7日、八一は茂吉邸を訪問します。初対面の2人は、防空壕のなかで各々の歌を揮毫して交換しました。それらの歌書作品を一堂に陳列し、八一と茂吉の接点も紹介します。
同時に第11回會津八一の歌を映す写真コンテスト入賞入選作品展も開催します。