2016年「いろ・いろいろ」、2017年「時のはなし」そして2018年は「対」をテーマにした展覧会を企画いたします。
小布施ゆかりの北斎が手がけた2対の祭屋台天井画(『女浪』と『男浪』、『鳳凰』と『龍』)にはそれぞれ陰陽思想が込められています。陰陽とは、宇宙のありとあらゆるものが2極の対に分類されるという中国の思想です。
作家にとって自然観察や思想を持つ上でこの「対」となる言葉は意識せずとも作品の中に存在し、時折課題ともなり表出してきました。
そこで今回は、あえて「対」を意識することで自己分析ができる機会となるでしょう。同時に皆様にも各作家が考えるそれぞれの「対」をご覧いただきたいと思います。
ShinPA一同
田宮話子 高岡香苗 押元一敏 田﨑冬樹 髙橋浩規 堤岳彦 山本陽光 金丸悠児 野地美樹子 泉東臣 金木正子 小柳景義 今美礼 平良志季 倉田明佳 古家野雄紀