亀井洋一郎さんの久方ぶりの個展を開催いたします。ハードなセラミック形態の作品を提示し続けていますが、今回は壁面作品が多く発表されます。全20点くらい。
なお本展に併せて、初の作品集「LATTICE RECEPTACLE YOICHIRO KAMEI2001-2017」を刊行致します。
作者コメント
本展では、磁器の造形作品『Lattice receptacle(ラティス レセプタクル)』シリーズの新作を発表致します。展覧会タイトルの「様相の舞台」とは、面による空間の覆い方と、それに伴う容器性の様子を表しています。制作を進める中で次第に見えてきたのは、境界によって際立つ「受け容れる」や「満たされる」、「溢れる」といった空間の働らきでした。それらを土台に内的空間をどう分節し、連続させていくのか。このような取り組みが出展作のテーマといえます。