「守り刀」は古来より、子どもの誕生時に始まり、七五三、元服、独立、結婚、新築など人生における節目に贈られ、所持されてきました。それらは強靭な武器という実用機能だけでなく、魔除け、邪気払い、病気など目に見えぬものから身を守る「お守り」として大切に受け継がれてきました。
この度は、全国の刀匠・刀職者から、外装付短刀等の作品を募り、優秀な作品を選出し、総出品数44件(総合の部7、刀身の部30、外装の部7)を展覧いたします。同時に林原美術館所蔵の御刀(国宝3口、重要文化財9口)、人間国宝の御刀1口、縁起の良い刀装具8点、池田家伝来の刀掛1基を展覧いたします。現代まで引き継がれてきた日本刀の伝統美をご堪能いただければ幸いです。