“手仕事のぬくもりと豊かな色彩”を意味するnukuiro「温い色」のブランドディレクターである渋谷聡子さん。100年以上も変わらぬ制作風景の中、粛々と伝統を守り続けるパシュミナショール職人達の手仕事を日本に紹介しています。インドの伝統美に日本の心をプラスして、、、。
手仕事には、不思議な力が宿っています時代を経て受け継がれた伝統の技は、素材の魅力を充分に生かし、手仕事ならではの美しさを発揮します。
渋谷聡子さんは縁あって、インド・カシミール州スリナガルの地でパシュミナ 職人の伝統的な手仕事に出合いました。イスラム文化の息づくノスタルジックな街並と雄大な自然があふれる景勝地。しかしながら、まだまだ政情不安の続く不遇の地でもあるそうです。パシュミナ 職人の手仕事が日本の誰かの手元に届くことは、彼らの喜びとやり甲斐につながることを信じ、またnukuiroを通じ、カシミール文化継承の一助となるべく、渋谷さんは日本とインドを行き来しています。
今回の展覧会では、インド・ベンガル州ジャムダニ村のコットンも加わります。フォトグラファーの田所瑞穂さんが渋谷さんに同行した折、現地で撮影した写真も一緒に展示します。