この公園では週末を中心に演劇や音楽、詩の朗読やダンス、パフォーマンスなど身体表現の「上演イベント」がたくさんありますが、誰でも自分の身体表現を練習したり発表できる「公園デビュー」ができちゃいます。公園のルールを守ればどなたでも参加OK。技を磨いたり新しい表現に出合ったり、でも何もしないでぼんやりするのもいいですね、公園ですから。
開園を前にわたしたちは想像します。
この公園に来る人はどんな人だろう。演じる人、それを見る人、遠くから様子を窺う人、ばったりそこで出くわしてしまう人。ただなんとなくそこにいる人。いろいろいるけどみんな公園利用者です。そこで出会う様々な表現や人が、たがいの立場からすこしはみ出して、なにか新しい関係を結んだり、異なる表現を作りだしたりしたら面白いとおもいませんか。
ちょっと想像してみて下さい。
たとえば長い園路をむこうから歩いてくるあなたの姿
たとえばそこのベンチに腰かけて本読むあなたの姿
たとえばそこに転がっているボールをなんとなく拾うあなたの姿
そこに誰かが声かけた瞬間、知らない言葉や音楽と出会った瞬間、身体の中と外からなにかが始まり動き出します。
それをわたしたちはあたらしい身体表現の風景とよびたいのです。
もちろんあなたの世界一の身体表現もウェルカムですよ、公園ですから。