タイトル等
岡本神草の時代展
会場
笠岡市立竹喬美術館
会期
2018-01-04~2018-02-12
休催日
毎週月曜日※ただし、1月8日〈月・祝〉と2月12日〈月・休〉は
開館し、1月9日〈火〉は閉館します。
開催時間
9:30~17:00
(入館は16:30まで)
観覧料
一般800(650)円 高校生以下は無料(学生証をご提示ください)
※( )内は団体20名以上 ※前売は一般個人のみ700円
※笠岡市内在住の65歳以上は無料、笠岡市外在住の65歳以上は団体料金(住所年齢のわかるものをご提示ください)
主催者
笠岡市立竹喬美術館/京都国立近代美術館
概要
このたび笠岡市立竹喬美術館は、近代の京都画壇において特異な女性像を描き続けた、岡本神草の全容を紹介する展覧会を開催いたします。
神草(本名・敏郎)は明治27(1894)年、神戸市に生まれました。大正4(1915)年に京都市立美術工芸学校(美工)絵画科を卒業ののち、京都市立絵画専門学校(絵専)に進みます。同年、美工卒業生らによる絵画研究団体「密栗会」の結成に参加し、この頃流行していた今村紫紅風の作品を出品します。大正5(1916)年頃から生涯のテーマとなる舞妓を、竹久夢二風に描きますが、次第に官能性を高めていきます。大正7(1918)年の第1回国展に入選した《口紅》は、不気味なまでの妖艶美で絵画界に衝撃を与えました。《横櫛》を描いた甲斐庄楠音とともに、エロ・グロの最先端を歩み、大正9(1920)年の第3回国展《拳を打てる三人の舞妓の習作》では、心の闇を陰影の濃い顔貌表現に託しました。絵専卒業前後から一緒に祇園を徘徊した、同級生の木村斯光、板倉星光、堀井香坡、宇田荻邨らも同様の画風を展開して、大正デカダンスの一時代を画することになります。その後、菊池契月に師事して帝展に出品しますが、昭和に入ると官能性は減退して、その気配を漂わせる画風に移ります。化粧や遊戯をする舞妓を専ら描き続け、美人画家としての地位を築きつつあった昭和8(1933)年、大成することなく38歳の生涯を閉じます。
今回の展覧会は、《口紅》、《拳を打てる三人の舞妓の習作》などよく知られた作品だけでなく、寡作と早世のために数少ない本画をできる限り集め、素描、草稿、資料類を加えて全貌を紹介する、初の回顧展です。あわせて、甲斐庄楠音など時代を共有した画家の作家や、師菊池契月の作品も展示します。神草作品の特異な女性表現の魅力を、彼の生きた時代とともに堪能するまたとない機会です。
イベント情報
■講演会
「岡本神草の夢と現-第1回国展《口紅》への歩み」
上薗四郎(当館館長)
2018年月14日(日曜日)13:30~15:00
笠岡市立図書館多目的室(美術館隣)

■学芸員によるギャラリートーク
2018年1月4日(木)、28日(日)、2月4日(日)
13:30~14:30
※詳細は美術館までお尋ねください(tel0865-63-3967)
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/11923.html
会場住所
〒714-0087
岡山県笠岡市六番町1-17
交通案内
山陽自動車道 笠岡I.C.から 15分

JR山陽本線 笠岡駅から
・タクシー 5分

・徒歩 25分

・笠岡駅前4番のりば
神島(こうのしま)循環 / 乗時(のりとき)行き / 美の浜(みのはま)行き
「市民会館・竹喬美術館前」下車すぐ
所用5分・150円
ホームページ
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
岡山県笠岡市六番町1-17
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