県立博物館・県立美術館が収蔵するコレクションの中から、学芸員イチオシの資料を紹介する展覧会です。
特に、明治新政府で初代司法卿をつとめた江藤新平の佩刀といわれる肥前刀は佐賀藩主鍋島家の御用刀工、八代忠吉の弟子・吉包の代表作の一つで、刀身に漢詩の彫刻が施された優品です。
また、江藤とともに明治新政府において重きをなし、外務卿として高い評価を受けた副島種臣の書「帰雲飛雨」は副島の個性豊かな書風が表れた秀作です。
さらに、鹿島鍋島家伝来の豪華な漆器類のほか、県内の遺跡から発掘され、国及び県の重要文化財に指定された銅鏡の数々を御覧いただけます。
考古、歴史、民俗、美術、工芸の各分野から選りすぐりの逸品を展示しますので、是非、この機会に御鑑賞ください。
多くの皆様の御来館をお待ちしています。