- タイトル等
特別企画展1
~明治、写実(リアル)に出会う~
日本近代洋画の誕生
―山岡コレクションを中心に―
- 会場
- 弘前市立博物館
- 会期
- 2017-06-17~2017-07-17
特別企画展の会期中は常設展「ひろさきの歴史と文化~原始から近現代へ~」の展示はありません。
- 休催日
- 会期中無休
- 開催時間
- 午前9時30分~午後4時30分
- 観覧料
- 一般800円(600円)・高大学生400円(300円)・小中学生200円(100円)
※( )内は20名以上の団体料金
※65歳以上の弘前市民、弘前市内の小中学生、弘前市内の留学生、障がいのある方、ひろさき多子家族応援パスポート持参の方は無料。
- 主催者
- 日本近代洋画展実行委員会(弘前市・東奥日報社・弘前市文化団体協議会・アップルウェーブ(株)・公益社団法人弘前観光コンベンション協会) 弘前市立博物館
- 協賛・協力等
- 【後援】一般財団法人東奥日報文化財団・青森放送株式会社・株式会社青森テレビ・青森朝日放送株式会社
【協力】公益財団法人日動美術財団
- 概要
江戸から明治へ―それは日本の歴史の上で、政治的にも文化的にも大きな転換期でした。美術の世界でも、洋画の流入という画期的な出来事により、まさに激動の時代の幕開けとなりました。
西洋画の渡来は桃山時代に遡りますが、鎖国政策により一時中断されました。しかし、江戸末期に、再び蘭学などを中心に西洋の文化がもたらされ、写実的な挿絵、精巧な地図や図解など、その高い実用性が認められ、明治に入ると油彩画は本格的な歩みをはじめます。初めて見るその迫真の写実表現は、文明開化のイメージとあいまって注目を浴び、当時の画家たちはこの新しい技法を身に付けようと試行錯誤を繰り返しました。
本展は、初期洋画秀作の宝庫「山岡コレクション」を中心に構成され、日本近代洋画の父・高橋由一をはじめ、ワーグマン、黒田清輝、青木繁など、また今では忘れかけられている草創期から黎明期にかけての画家たちによる貴重な作品で、日本近代洋画誕生の時代を振り返るものです。
奇しくも来年は明治150年の節目です。弘前市は、日本一の生産量を誇るりんごの産地ですが、初めて西洋りんごを食べた先人たちの驚きや感激に通じるものが、新しい表現に出会った画家たちにも感じられます。どうぞ、躍動する若々しい魂の表現に出会ってください。
- イベント情報
- 開会式
平成29年6月17日(土)午前9時30分~
弘前市立博物館ホール
※開会式終了後に内覧会を開催します。
記念講演会
「明治期日本洋画に求められたもの」
平成29年6月25日(日)午後2時~
講師 山梨絵美子氏(東京文化財研究所副所長)
弘前市立博物館ホール
ミニコンサート
平成29年7月1日(土)午後6時30分~
弘前市立博物館前庭(雨天は館内ロビー)
ギャラリートーク
会期中の毎週日曜日午後2時~
解説 弘前市立博物館学芸員
親子鑑賞会作品解説
6月17日を除く会期中の毎週土曜日午前11時~
解説 弘前市立博物館学芸員
※すべて聴講無料、ただし入館料が必要です。