安野光雅氏は、1984年に国際アンデルセン賞、2012年に文化功労者を受章された、世界的に活躍されている画家・絵本作家・装丁家・エッセイストです。本年、馬の博物館は開館40周年を迎えました。これを記念し、安野氏の代表作のなかで、多数の馬が登場する壮大な歴史絵本『繪本 平家物語』『繪本 三國志』、そして、馬に乗った旅人がさまざまな国や地域を旅する『旅の絵本』の3シリーズから、50点の名場面(原画)を厳選した特別展「安野光雅の世界―歴史絵本に描かれた“名馬面”―」を開催することとなりました。
安野氏の故郷である島根県・津和野町立安野光雅美術館の全面的なご協力を得て実現した本展は、「馬」をテーマに安野氏の作品の魅力に迫る画期的な原画展です。歴史絵巻に描かれる武将や豪傑たちとともに活躍した馬、世界各地の人々の暮らしや風景に登場する馬など、安野光雅氏の世界を彩る“名馬面”をぜひお楽しみください。 主催者