栃木県内には世界遺産日光の社寺に代表される歴史と文化、美しい自然、豊富な温泉など、四季折々の魅力にあふれる風景があります。画家たちもこれらの風景に惹きつけられ、多くの作品を残しました。現地を訪れ、そして出会い、挑み、切り取った風景からは、画家ならではのまなざしや感性、感動や人生観まで見えてくるかもしれません。
今展では、栃木県立美術館の所蔵作品の中から、鶴田吾郎、石川寅治、大久保作次郎、足立源一郎、刑部人、川上澄生、笹島喜平ら栃木県内外の画家たちが描いた<栃木の風景>をご紹介いたします。画家たちのまなざしと多様な表現を通して、時代とともに移り変わる風景を懐かしんだり、時間が過ぎても変わらずここにある風景を愛おしんだりしていただきながら、栃木の魅力をお楽しみください。