きっとお気に入りがみつかる。プレミアム・コレクション
1982年、道北の拠点、旭川にオープンした北海道立旭川美術館が35年にわたり収集してきた686点のコレクションのなかから、選りすぐりの作品を展覧します。
コレクションの柱は「木の造形」。大雪山系のゆたかな森を背景に木工産業のさかんなエリアにちなんだテーマで、作品は工芸や家具、彫刻など、232点に及びます。とりわけ1980年代以降の木の現代彫刻は国内有数のコレクションで、中原悌二郎賞や平櫛田中賞の受賞作家の作品も数多く収蔵しています。そのほか、抽象絵画のパイオニアで旭川生まれの難波田龍起の絵画をはじめとする「道北の美術」も柱としており、本展では絵画・彫刻・工芸などの多彩な作品を紹介します。
また、会期中の11月、12月は毎週土曜にギャラリー・トークを開催。出品作家で旭川出身の日本画家、福井爽人氏(日本美術院同人)のオープニング・トークをはじめ、北海道教育大学旭川校との連携で、各分野の専門家である教員の方々や大学院生が所蔵作品の魅力を語ります。
作品1点1点と対話するように、深い魅力をたたえた優品をじっくりとご鑑賞ください。