平成29年6月17日から始まるOKADA-ROOMの新たな展示では、画家のまなざし―見つめる目をテーマに、岡田三郎助と日本近代洋画の大家たちの名作をご紹介します。
画家は様々なものを見つめ、様々な見方と技術で作品を描きます。そしてそこには、常に画家自身の思い―理想あるいは夢、そして言葉にならない心情など―が垣間見えます。絵の美しさに見惚れつつ、画家は何を見つめ、何を想ったのか――そんな画家の胸の内に思いをはせてみるのも、絵画を見る大きな楽しみといえるでしょう。
日本の洋画の先駆者である百武兼行をはじめ、その志を受け継ぐように、日本に洋画を根付かせた黒田清輝、久米桂一郎、藤島武二、そして岡田三郎助。さらに、描くことを楽しみ、美への限りない憧れを抱きつつ、志半ばで世を去った青木繁等、個性豊かな画家の名品をご紹介します。