- タイトル等
六本木開館10周年記念展
天下を治めた絵師 狩野元信
- 会場
- サントリー美術館
- 会期
- 2017-09-16~2017-11-05
- 休催日
- 火曜日(ただし10月31日は開館)
- 開催時間
- 10時~18時
(金・土、および9月17日[日]、10月8日[日]、11月2日[木]は20時まで開館。9月30日[土]は六本木アートナイトのため22時まで開館)
※いずれも入館は閉館の30分前まで
- 観覧料
- 一般(当日券)1,300円 (前売券)1,100円
大学・高校生(当日券)1,000円 (前売券)800円
*中学生以下無料 *団体は20名様以上100円割引
*9月30日[土]はアートナイト割引で入館料一律500円(一般、大学・高校生共通)
・HP割=ホームページ限定割引券提示で100円割引
・携帯割=携帯サイトの割引券画面提示で100円割引
・あとろ割=国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引
・20名様以上の団体
*割引の併用はできません。
*前売券(一般のみ)はチケットぴあ[Pコード 768-476]、ローソンチケット[Lコード 34104]、セブンチケット[セブンコード 056-284]、イープラスにて8月1日~9月15日販売。サントリー美術館受付での前売券販売は8月1日~8月31日の開館日に限る。
- 主催者
- サントリー美術館、朝日新聞社
- 協賛・協力等
- 協賛=三井不動産、三井住友海上、サントリーホールディングス
- 概要
狩野元信は、室町時代より長きにわたり画壇の中心を担ってきた狩野派の二代目です。狩野派とは、血縁関係でつながった「狩野家」を中心とする絵師の専門家集団であり、元信は始祖・正信の息子として生まれました。元信は極めて卓越した画技を持ち、その作品は歴代の狩野派絵師の中で最も高く評価されていました。また、工房の主宰者としても優れた能力を発揮し、それ以後の狩野派の礎を築きました。幕府の御用絵師となった狩野派は、日本絵画史上最大の画派へと成長していきますが、その繁栄は元信なくしては語れません。
狩野派の台頭を支えた大きな要因のひとつに、「画体(がたい)」の確立があります。従来の絵師たちは、中国絵画の名家による手本に倣った「筆様(ひつよう)」を巧みに使い分け、注文に応えましたが、元信はそれらの「筆様」を整理・発展させ、真・行・草の三種の「画体」を生み出します。そして、その「型」を弟子たちに学ばせることで、集団的な作画活動を可能にしました。
加えて、父・正信は中国絵画を規範とする漢画系の絵師でしたが、元信はさらにレパートリーを広げ、濃彩の絵巻、扇絵、風俗画など、やまと絵の分野にも積極的に乗り出していきます。
和漢の両分野で力を発揮し、襖や屛風などの大画面から絵巻や扇絵といった小画面にいたるまで、多様な注文に素早く対応することで、元信工房は多くのパトロンを獲得していきます。本展では、元信の代表作を中心に、その幅広い画業をご紹介します。また、元信が学んだ偉大な先人たちの作品も合わせて展示し、人々を魅了した豊かな伝統の世界を浮き彫りにします。
- イベント情報
- サントリー美術館
六本木開館10周年記念イベント
プレミアムトークシリーズ(チケット購入制)
さまざまな業界の第一線で活躍されている著名人をゲストにお迎えし、当館の所蔵品をテーマに多彩なトークを展開します。
会場=6階ホール 料金=2,500円(当日入館料込)
*詳細は、当館ホームページをご覧ください。
*メンバーズ・クラブの優待はありません。
ガラス
坂崎幸之助が語る、愛しの和ガラス
ゲスト=坂崎幸之助氏(ミュージシャン)
聞き手=土田ルリ子(サントリー美術館学芸副部長ガラス工芸専門)
日時=9月25日[月]14時~15時30分(13時30分開場)
絵画Ⅱ
絵巻放談!?
ゲスト=山口晃氏(画家)
聞き手=上野友愛(サントリー美術館学芸員日本中世絵画史専門)
日時=10月8日[日]14時~15時30分(13時30牙開場)
工芸ワークショップ
漆芸英語コース(事前予約制)
日本の伝統工芸の魅力や、ものづくりの楽しさを体感できる、一流の伝統工芸作家によるワークショップ。英語による逐次通訳付きで進行します。
講師=室瀬和美氏
(漆芸作家・重要無形文化財保持者(蒔絵)【人間国宝】)
日時=10月29日[日]10時30分~12時30分、14時30分~16時30分
応募締切=10月8日(日)
会場=6階ホール 定員=各回20名 対象=高校生以上
料金=3,000円(当日入館料込)
*詳細は、当館ホームページ(英語版)をご覧ください。
エデュケーション・プログラム
展覧会関連プログラム(事前申込制)
記念講演会
狩野元信、画壇を制覇す
―その芸術と戦略―
講師=山本英男氏(京都国立博物館学芸部長)
日時=10月21日[土]14時~15時30分
応募締切=9月30日[土] 会場=6階ホール
定員=100名 料金=700円(別途要入館料)
*当館ホームページよりお申込ください。応募多数の場合は抽選、結果はのみにお知らせします。
レクチャー(事前申込不要、参加無料[別途要入館料])
見どころトーク
スライドを使った学芸員による展示解説/約30分
9月24日[日]、10月15日[日]各日11時~、14時~
会場=6階ホール 定員=各回80名
フレンドリートーク
スライドを使ったこどもから大人まで楽しめるやさしい
展示解説/約20分
毎週土曜日(9月16・23、10月7・14・21・28、11月4日)
※9月30日をのぞく10月1日[日]に振替開催。
各日11時~、13時~、15時~
会場=1階レクチャールーム 定員=各回30名
体験型ミニレクチャー
「はじめてひらく美のとびら」シリーズ
掛軸の巻
スライド解説と体験を交えた初心者向けレクチャー/約30分
9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]・22日[日]・31日[火]、11月3日[金・祝]各日11時~、13時~、15時~
会場=6階ホール 定員=各回40名(当日整理券配布)
点茶席(お抹茶と季節のお菓子)
9月21日[木]、10月5日[木]・12日[木]・19日[木]、11月2日[木]。11時30分~17時30分(入室は17時まで)
*13時、14時、15時にはお点前があります。
会場=6階茶室「玄鳥庵」定員=1日限定50名(当日先着順) 料金=1,000円(別途要入館料)
*点茶券は当日10時より3階受付にて販売(予約不可、お1人2枚まで)
六本木アートナイト2017
9年目を迎える「六本木アートナイト2017」。六本木を舞台にしたアートの饗宴をお楽しみください。
*9月30日[土]はアートナイト割引で入館料一律500円(一般,大学・高校生共通)。22時まで開館延長(最終入館は30分前)
*当館で開催するプログラムの詳細は、8月下旬頃当館ホームページでお知らせします。
*六本木アートナイト2017公式サイト=http://www.roppongiartnight.com
- 展示替え情報
- ※作品保護のため、会期中展示替をおこないます。
- ホームページ
- http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_5/