本年は108名(県内55名 県外53名)・118点の応募があり、去る6月17日に松下美術館におきまして、鹿児島大学教育学部教授の下原美保先生、日本・中国水墨交流協会副会長の芝龍郎先生、水墨画家 今岡琴子先生と共に審査を行い94点の入賞・入選を選定させていただきました。
本年の鹿児島県知事賞並びに松下美術館館長賞を受賞されたのは、愛媛県在住の河端玲子様です。受賞作「視線の先は」は、窓際に座る老人が外の風景を見据える姿を描かれており、人間に対する深い尊厳を感じさせる力強い作品でございます。
この展覧会も32回目となり、皆様方にご愛顧いただいております。例年すばらしい作品をご出品いただいており、心から厚くお礼申しあげます。
今回、長年に亘り南九州水墨画展にご出品、ご貢献下さった橋口カツ子様、遠矢ノブ様のお二人に、感謝の意を表し特別功労賞をお贈りすることとしました。今後益々皆様の励みになりますことを願いつつ、ご活躍を心より願っております。