- タイトル等
- 会場
- 山口県立萩美術館・浦上記念館
- 会期
- 2017-09-16~2017-10-22
前期|9月16日(土)―10月1日(日)
後期|10月3日(火)―10月22日(日)
- 休催日
- 10月2日(月)・10月16日(月)
- 開催時間
- 9:00~17:00
(入場は16:30まで)
- 観覧料
- 一般 1,000(800)円、70歳以上の方・学生 800(600)円
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
※前売券はローソンチケット(Lコード61941)、セブンチケットでお求めになれます。
※18歳以下の方、および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学する生徒は無料。
※身体障害者手帳、戦傷病者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をご提示の方とその介護者1名は無料。
- 主催者
- プリ♡プリ展実行委員会(山口県立萩美術館・浦上記念館、読売新聞社、KRY山口放送)、美術館連絡協議会
- 協賛・協力等
- 後援●山口県教育委員会、萩市
協賛●ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
- 概要
四季折々の草花や樹木に、小鳥をはじめ小動物や昆虫、魚などを取り合わせた絵画を花鳥画といいます。本展覧会では江戸時代の版画において、花鳥画がどのように展開したかを概観するものです。
江戸時代、花鳥画は狩野派、土佐(とさ)派、宗達光琳(そうたつこうりん)派などの諸派によってさかんに描かれ、浮世絵版画では、草創期の菱川師宣(ひしかわもろのぶ)(1630~94)の墨摺絵本から描き継がれています。天明・寛政期(1781~1800)には、喜多川歌麿(きたがわうたまろ)(1753?~1806)の絵入狂歌本『画本虫撰(えほんむしえらみ)』や北尾政美(きたおまさよし)(1764~1824)の『海舶来禽図彙(かいはくらいきんずい)』など、博物図譜と見紛うばかりに真に迫った描写力と高度な彫摺の技術を用いた贅沢な花鳥版画の傑作が次々と制作されました。天保期(1830~43)、歌川広重(うたがわひろしげ)(1797~1858)は抒情的な花鳥画を多作して人気を誇り、葛飾北斎(かつしかほくさい)(1760~1849)は得意の幾何学的な画面構成による個性的な作品を残しています。
こうした展開の背景には、本草学や博物学、中国絵画の影響などがありました。今回は伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)(1716~1800)をはじめ浮世絵師以外の画家による花鳥版画も展示し、また文化諸相との関連についてもご紹介いたします。
花鳥版画に描かれた、かわいい動物やカラフルな花々をお楽しみ下さい。
- イベント情報
- ●記念講演会Ⅰ「花鳥画から花鳥版画へ」
講師|伊藤紫織氏 尚美学園大学 准教授
日時|9月16日(土) 13:30~15:00
●記念講演会Ⅱ「大名から庶民まで楽しんだ江戸の園芸」
講師|小笠原左衛門尉亮軒氏
(公社)園芸文化協会 会長 (一財)雑花園文庫 庵主
日時|10月1日(日) 13:30~15:00
※いずれも聴講無料・申込不要・定員84名
●ギャラリー・ツアー
担当学芸員による展示品解説。※要観覧券・申込不要
日時|毎週日曜日 11:00~12:00
- ホームページ
- http://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/exhibition/special/2017/10/027420.html