当館は今年開館して25周年の記念の年を迎えます。小布施出身で当館でも多くの作品を収蔵している金属造形作家の春山文典(1945~)の昨年(2016年)の日本芸術院受賞記念と併せ、個展を開催いたします。
作品はアルミニウム、ブロンズなど硬い印象を受ける金属を扱っていますが、作品はこれまで一貫して自然をテーマにし、自然と対峙しながら作品を制作してきました。金属でありながらやわらかな雰囲気があるのが特徴と言えます。日展や日本現代工芸美術展で受賞を重ねるだけでなく、パブリックアートも多く手掛け、小布施町内でも作品を見ることができます。本展では昨年日本芸術院賞の受賞作である「宙の河」(日本芸術院蔵)をはじめ、過去の作品から近作までを一堂に展示いたします。どうぞご覧ください。