タイトル等
伊津野 雄二 展
-沈黙の詩が聴こえる-
会場
名古屋画廊
会期
2017-07-08~2017-07-15
概要
沈黙の詩が聴こえる
夕刻、灯りを落とす前、展示室を一廻りし、“異常なし”と呟き扉を閉める―帰宅前の決め事です。展示室の高い位置から照らすライトが、まぶたの下に柔らかな陰をつくっています。顔を寄せると、その奥には薄蒼く瞳が刻まれてあり、伏し目がちに静かに一点を見据えているのです。その眼差しの強さに思わずうろたえます。不意に作家の情念の芯の部分に触れてしまった気がして。口元に視線を落とします。気品と慈しみを宿した唇は細く開かれ、漏れ出るのは悠久のときを生きる呼吸でしょうか。母なる者の命の鼓動でしょうか。照明を落とせば翌朝までの闇の空間です。その間、暗い静寂の中では木彫たちの吐息が漂うのです。きっと。
佐藤 修(東御市梅野記念絵画館館長)
会場住所
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
交通案内
【公共機関で…】
地下鉄東山線または鶴舞線で伏見駅下車(名古屋駅から地下鉄東山線で一駅)地下鉄伏見駅6番出口(御園座口)より直進約100メートル

【お車で…】
広小路伏見交差点を南へ約100m直進し、三蔵(みつくら)交差点の南西のカド ※お車は西隣の秋月パークをご利用ください。
ホームページ
https://www.nagoyagallery.co.jp/
愛知県名古屋市中区栄1-12-10
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