「もてぎ里山アートフェスタ」は、2007年の夏、栃木県芳賀郡茂木町に在住する工芸作家の工房を開放し、作品展示とワークショップを行ったクラフト市のような形式から始まりました。工房の周りには、人の暮らす「里」と、それを囲む「自然」があります。そこで普段の展示では作品を飾らないであろう「野外」に目を向け、集った工芸作家が自らの住まいと仕事の意味をもう一度見出す挑戦をしました。その後、趣旨に賛同した絵画や彫刻などの茂木町在住以外の作家も加わり現在の形へと歩んできました。
予告編として毎年開催しているプレ展覧会。10回目の節目を記念し、本展では「東京展」として規模を大きくしました。更なる出会いを求めて、六本木の「屋内空間」に、「野外」で展開するような作品を構成し、「もてぎ里山アートフェスタ」の普段とは違った魅力を感じられる展覧会になればと願っております。
参加作家:
阿部光成 アンドリュー·ゲムリッチ 池上暁生 市村朋子 岡崎弥佳
奥修子 小貫善二 加藤麻里 加藤靖子 神崎秋輔 神津幸浩 清水秀輝
鈴木りんいち 巴誉 長田醇香 氷室幸子 藤井美香 藤本左近 北條潤
宮沢美ち子 吉窪茜 渡邊克典
参考出品作家:故おぬきなつ、故髙木千惠
空間プロデュース:堀谷昭則