2017年度より開始した「アートラボ」事業。鹿児島ゆかりのアーティストが作品を展示します。本年度は4名(組)のアーティストが予定されており,第3弾の今回は,篠崎理一郎の展覧会を開催します。
篠崎理一郎は大学で数学を学ぶ傍ら,自身の内面や日常風景をペンによるドローイングで記録してきました。そして,個展や国内外の展覧会,アートプロジェクトなどで発表し,現在も線画の新しい可能性を模索し続けています。
「線」は篠崎作品を特徴付ける構成要素ですが,平面,球体や木材,webなど様々な媒体に描かれることにより,鑑賞者の内面に「創造の原点」を呼び起こし,拡大し続ける世界を想起させます。
本展では,新作や近年のドローイングを展示し,篠崎本人による公開制作も予定しています。「篠崎の線」が生み出される瞬間を,どうぞ会場にてご体感ください。