わたしたちの住む加茂地域には、豊かな自然が残っています。
「いろいろな種類の生き物がいること」
「同じ種類でも異なる個性のものがある・いること」
「生き物が住むための環境が様々であること」 この3つが、より豊かな自然環境であると言えます。
今回の展覧会では、この地域の自然の「今」を標本や記録写真などをもとにご紹介します。
平成27年度から美濃加茂自然史研究会が中心となり、みのかも定住自立圏内※で、地元の調査員の皆さんと一緒に加茂地区に生息する動物や植物の調査をおこなってきました。調査を通じて、この地域の自然の豊かさや多様性、環境の変化など確認されています。今回はこの調査から分かってきたことのほか、時にワクワク楽しみながら、時に野生の生き物の気配を感じながらおこなってきた調査の様子もご紹介できたらと考えます。
わたしたちを取り巻いている自然は刻一刻と変化しています。あらためてこの地域の良さに気づき、わたしたちの暮らしと自然との関わりについても考える機会となることを願います。
※美濃加茂市、坂祝町、富加町、八百津町、川辺町、七宗町、白川町、東白川村の8市町村です。